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2007年12月 1日 (土)

根性のノシャップ岬

出だしの空港からヒヤッとさせられて、やっぱり暖かい八丈島(南でもよかったのでした←今回は東か北か南だったので←私の場合)あたりにしておけば良かったのかも、と少し後悔したものの、なんとか着陸できた!

飛行機から降りて空港ビルからバスに向かうまで、稚内の空気を吸ってみた。
風が強く、ヒョーーーーという音をたてて雪も降っている。空は灰色で、北国独特のストイックな匂いがする。湘南に20年以上住んでいるのでこんなに本格的な寒さは貴重な体験だ。北国に住んでいる人にはわからないかもしれないこの独特な雰囲気。身がシャキッと引き締まる思い、そしてなぜか少しだけロマンチックだ。

ホテルまでバスで30分。フェリーターミナルからすぐのホテルだ。きょうは悪天候でフェリーは全便欠航。
シングルで予約したのに、最上階のツインルームに格上げになっていた。ゆったりと広く、清潔で気持ちの良い部屋。そして、心配していた巨大建築物(稚内港北防波堤ドーム)からは一番遠い部屋で胸をなでおろす。もし窓から外を見るたびにドームがドドーンとそびえているのが見えるのでは、まるで罰ゲームだ!

でも、さっきバスターミナルからホテルまで歩いてきた時に、まさにこのドームに向かって歩く形になってしまって、これはヤバイ。しかも夜になったらライトアップされて、これがボーっと浮き上がって見えるのだろう。夜バスターミナルからここへ向かって歩く事態だけは避けなければと思った。

少し向こうに「北市場」という建物が降る雪の合間を見え隠れしている。あぁ、ネットに載ってたおみやげやさんだな。多分今行かなければ、夜も明日ももう行かないだろうと思ったのでそこに向かって歩くのだけど、風が強くて顔には雪が当たる。コートにもかばんにも雪が積もる!
ほんのちょっとの距離のはずなのに、すごく心細くてなかなか足が進んでゆかない。風向きが微妙に変わって真正面から冷たい風と雪がくると、息もできないくらいだった。さすがにこの時は『一体、何が悲しくてこんな時期にこんな最果ての地に来てしまったのか』と考えた。
なんとか到着すると、夕張メロンのキットカットと、絵はがきとアザラシのボールペンがセットになったのを買った。(やっと到着した割にはショボイです)

ホテルの部屋に余分なものを置いて身軽になってからノシャップ岬に向かうべくターミナルに戻ってバスに乗った。
ほんの10分かそこいらでノシャップ岬の停留所に着いたのだけど、停留所から赤白の灯台に向かって歩くこと歩くこと!
しかも、あたりはすでに薄暗く、この旅行中で一番怖い思いをした。
広くて薄暗くて人がいなくて大きな建造物が多いというのが何よりいけない。何というバランス感覚だ…。プラス強風プラス雪、厳寒だ!

灯台なんてただでさえ怖いのに、寒くて耳が引きちぎられそうだった。『なぜバスはあんなところまでしか来てくれないのだろう。もっと奥まで連れてきてくれればいいのに』なんて思ったけど、来ないものは来ない。
さっき稚内駅のバスターミナルにいた人は皆、ファー付きのフードのついたコートを着ていた。
私みたいに首から上何も防寒をしていない人なんか1人もいなかった。006666

ノシャップというのはアイヌ語で「岬があごのように突き出た場所」「波の砕けるところ」を意味するそうだ。

一応写真は撮ったのだけど、コンクリの床ばかり目立つ写真。
手すりのところまで行って海の写真を撮りたいのだけど、もう怖くて怖くてゾクゾクしていて限界だった。写真を帰ってきてから見たらブルーに見えて明るいのにはびっくり!
実際はもっと薄暗かったのに…。

本当はここから東に宗谷岬、北にサハリン、西に礼文島、南西に利尻島を望める素晴らしい場所。そして、夕日の美しさで知られ、ガイドブックでもここの夕暮れの写真はお馴染みだ。皆さんわざわざ日没時刻をチェックして来られるみたいだけど…。009999_2

本当にもうこれで限界!
誰~もいないの。おみやげやさん2Fのレストランも冬季休業だし、おみやげやさんからこの広場みたいな所にあがるのも、すごく勇気が要ったけど、『せっかく北の果てまで来て、ノシャップ岬くらいの写真は撮らねば』と、かなーり無理して足を進めたけど、腰がひけてひけて、誰かが見たらきっと笑えたに違いない格好。
あの人、あの格好はパフォーマンス?なんて…。

今回はレンタカーを借りて効率よくまわることも考えたけど、悪天候でそれは諦めた。
あとでホテルのギフトショップの人にも、「慣れている私達でもハンドルを取られるから、絶対にあきらめたほうがいい」と言われてやっぱり正解だったと思った。

もう今回はここだけで勘弁だ。本当は宗谷岬は必見だけど、空港を挟んでこちらとは反対側。見事に効率が悪い立地なのだった。
まぁ、自分の家から稚内に来られただけで十分な北なので、あとはホテルで過ごすことにする。

こちらは暖かで安全なホテル。そこのギフトショップでみつけたこんなおみやげ。やはりこれを見ると、来るところまで来たなぁという感慨が…!それと同時に、昔J機のエンジン故障でモスクワの空港で足止めにあって、一泊過ごしたことをきのうのことのように思い出してしまった。
その時は途方に暮れてギフトショップでマトリョーシカばかりをボーーッと眺めていたっけ…。01277777_2 01333377777

お店の方に写真を撮ってもいいかと尋ねると、「皆さんなぜか写真を撮られますねー」と笑っていた。

そして、郷土料理のおいしいお店を2~3調べては来たけど、もう外に出るエネルギーは、あの根性のノシャップ岬行きですっかりと使い果たしたので、ホテルの日本料理レストラン『雲海』で会席をいただくことに。
しかも、さすが写真を撮る雰囲気ではないので素晴らしき数々のご馳走は出たのだけど、残念ながら写真はなし。
ANAワインのロゼと一緒においしくおいしくいただいた。部屋に戻る時に同じフロアのカフェにケーキが並んでいるのが見えたけど、満腹で珍しくそれはもう食べられないのだった!

部屋が寒いのでエアコンを24度に設定し、TVをつけっぱなしでバスタブにゆっくりつかると、怖かったきょうの色々が走馬灯のように頭を巡った。
そして10時には眠ってしまった。

続く…。

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